保育園の概要
名称 社会福祉法人金鈴会矢中保育園
住所 高崎市矢中町302—4
電話 027-352-5927 FAX 027-353-0863
開園 昭和49年4月1日(改築 平成7年度)
令和2年度で、47年目になりました。
定員 110人(令和2年度より)
入所児童 0才児〜5才児
食事 完全給食
開園 時間午前7時30分〜午後6時
午後4時降園開始
保 育 時 間
保育短時間 午前8時〜牛後4時(土曜日は午後1時)
保育標準時間 午前7時30分〜午後6時
クラスは6クラス
・すみれ組(0才児)
・つくし組(1才児)
・たんぽぽ組(2才児)
・うめ組(3才児)
・もも組(4才児)
・さくら組(5才蔸)
環境対策
太陽光発電(6Kw) 平成14年度設置
(中央競馬馬主社会福祉財団より補助)
保育について
・園目標
家庭に代わって保育する施設として、児童の心身の発達を考慮し、情緒の安定を
計りながら、子どもたちが活発にのびのびと遊びを満喫できるような環境づく
りをする。
その中で、子どもたちが創造性、自発性、協調性を育めるように配慮する。
・保育目標
心身ともに健康な子
(1〉つよく(身体の健康な発育を促し、バランスのとれた身体作り)
(2) やさしく(人間関係の基礎を育み、しなやかな心を育てる)
(3) のびのびと(自主性を育み、考える力や、やりとげる力を高める)
・ノーテレビデーを提唱しています
・写真は「絵本の読み聞かせ・ふれあい遊び」のシーンです
セカンドステップの取組み 生きる力と心をはぐくむ教育プログラム
当園では2001年から、特別な取り組みとして、年長クラスを対象に「セカンド・ステップ」実施しています。以下その趣旨と概要をご紹介いたします。
(引用文はNPO日本こどものための委員会発行の「Second Step-生きる力と心をはぐくみ教育プログラム」からのものです。)
セカンドステップとは
「セカンドステップ」は、米国ワシントン州にあるNPO法人Committee for Children (CFC・1979年設立)によって開発された、教育プログラムです。この法人は、「教育関係者、家族並びに地域社会のために、良質な教育プログラムを開発し て、こども達が安全で安心した毎日を送り、社会的に発展するよう援助すること」を目的 に活動をしています。近年、北米やヨーロッパでも、「セカンドステップ」を導入する国々が増加しています。
「セカンドステップ・コース1」(4〜8歳向け)では、こどもの衝動的・攻撃的行動をやわらげ、社会への適応力を高める目的で、教材が作られています。教材は、「相互の理解」・「問題の解決」「怒りの扱い」の三章から構成され、それぞれのスキルを適切に使うことによって、社会への適応力を高めることが可能になります。
どんなことが問題なのですか
家庭内の暴力、親子のすれ違いや密着、過度のストレス、メディアによる暴力場面の氾濫、アルコールや薬物の問題、家族形態の変化など、様々な経験を通して、テレビが一番の気晴らしや価値観の源と考えるこども達が増加しています。器物破損、怒りの爆発、こどもどうしのケンカ、などに対処する必要性も高まっています。「幼児は感情的で、自分以外の人の視点を理解することは、難しいかもしれない」という研究結果もあり (Piaget,1948)、こどもの言動は、それ自体が正常な発達段階である場合もあります。しかし、早い段階で怒りの爆発や暴力行為などを減少しておかないと、それらの言動が その後の集団生活に影響し児童期のつらい経験につながっていくことがあります。つらい経験の積み重ねが、こどもをますます怒りっぽくさせ、将来の社会性の発達を妨げる要因になることもあるのです。
攻撃的言動の背景には、どのようなことが考えられますか
問題が起きたときに、「(扱いにくい)こどもが原因だ」とか、「家庭環境が原因だ丄と考える のは誤りです。教育者はまず始めに、自分自身がこどもの問題解決を助ける重要な役割を担っ ている、と認識することが必要です。「セカンドステップ」は、こども向けの有用な教材として、 重要な役割を担う先生方の一助となっていくでしょう。「扱いにくいこども」以外にも、社会的に適応する行動をとれず、問題をかかえているこどもがいます。それは、次の通りです。 ’
1. 葛藤や衝動が起きたとき、ケンカ以外の解決方法を知らない。
2. ケンカ以外の解決方法を知っているが、それを実行したことがない。
3. 「怒り、恐れ、不安などにとらわれて、望む行動がとれない」
4 「攻撃性に関して、不適切な信念や考え方を持つ」
矢中保育園では2001年から年長組さんを対象にこのプログラムに基づく活動を続けています。写真はその様子を園長先生が撮影したものです。
お絵描きの課題は「怒りを絵で描いてみる」という課題です